ツンデレくんを呼んでみた。
気がつくと見慣れない部屋にいた。
あたしはベッドの上で寝ていた。
「あ、気がつきました?」
視界に山崎が入ってきた。
「何…………ここ、どこ」
「俺の部屋です。奈子さん、潰れたから連れて来たんですよ」
潰れた? あたしが?
頭を上げると頭の芯が鈍く痛んだ。
酒を飲んだのは確かだ。
あたしは元来酒に弱い。それは自覚しているし一年生の頃から度重なる部活の飲み会で適量を知らないあたしは幾度となくベロンベロンになっていた。
(ちなみに中出はどんなに飲んでも酔わない体質だ。全くもって羨ましい)
その苦しい思いを何度も経験しているから、最近は飲みに行ってもあまり飲まない。1、2杯アルコールを入れたらあとはウーロン茶とかソフトドリンクを飲んでその場を凌いでいた。
なのに、何であたしは潰れたんだろう。
「驚きましたよ。まさか奈子さんがこんなに弱かったなんて」
そう言う山崎は、酔いのせいか頬を紅潮させて笑っていた。
そういえば、あたしはあれから山崎をひたすらあしらって、そのまま近くにあったジョッキの中身を飲んだような気がする。
そこから記憶がない。
「奈子さんが飲んだの、あれウォッカのロックだったんですよ。飲んですぐ寝ちゃって」
「うわあ……」
なるほど、ウォッカなら納得がいく。
あの時考え事をしながら飲んだから、味も匂いも気にしていなかった。
あたしのミスだ。
やってしまった。
あたしはベッドの上で寝ていた。
「あ、気がつきました?」
視界に山崎が入ってきた。
「何…………ここ、どこ」
「俺の部屋です。奈子さん、潰れたから連れて来たんですよ」
潰れた? あたしが?
頭を上げると頭の芯が鈍く痛んだ。
酒を飲んだのは確かだ。
あたしは元来酒に弱い。それは自覚しているし一年生の頃から度重なる部活の飲み会で適量を知らないあたしは幾度となくベロンベロンになっていた。
(ちなみに中出はどんなに飲んでも酔わない体質だ。全くもって羨ましい)
その苦しい思いを何度も経験しているから、最近は飲みに行ってもあまり飲まない。1、2杯アルコールを入れたらあとはウーロン茶とかソフトドリンクを飲んでその場を凌いでいた。
なのに、何であたしは潰れたんだろう。
「驚きましたよ。まさか奈子さんがこんなに弱かったなんて」
そう言う山崎は、酔いのせいか頬を紅潮させて笑っていた。
そういえば、あたしはあれから山崎をひたすらあしらって、そのまま近くにあったジョッキの中身を飲んだような気がする。
そこから記憶がない。
「奈子さんが飲んだの、あれウォッカのロックだったんですよ。飲んですぐ寝ちゃって」
「うわあ……」
なるほど、ウォッカなら納得がいく。
あの時考え事をしながら飲んだから、味も匂いも気にしていなかった。
あたしのミスだ。
やってしまった。