ツンデレくんを呼んでみた。
無防備
あたしが家で酒を飲むことはかなり珍しい。中出があたしに優しくしてくれるくらい珍しい。


酒に弱くて、飲み会で潰れたことは数えきれないほどあって、その苦しさをわかっているから、普段はほとんど飲まない。


部活を引退した今は飲み会に行かなくてもいいから、酒を飲む機会はめっきり減った。たまに志満ちゃんと居酒屋に行って少し飲むくらいだ。


だから自分ではスーパーやコンビニでアルコールはほとんど買わない。


ビールはいまだに苦くて飲めないし、アルコール度数が低い缶チューハイやカクテルでもあたしは一本で酔っ払うからだ。


そもそも酒に酔うことがあまり好きではなかった。酒を飲んで全てを忘れてやろうなんて考えがあった時期がなかったわけじゃないけど、その時期を過ぎた今、体が内側から熱くなって頭がフラフラすることが苦痛にすら感じることもある。


でも、今日は少し違った。


スーパーで買い物をしていてお酒売り場に立ち寄ったら、グレープフルーツのチューハイが目についた。


アルコール度数が3%ほどの、普通の人ならジュースだと豪語するような飲み物だ。


一本くらい飲んでもさすがのあたしもベロベロになることはない。


今日くらいいいか。明日は土曜だし。


そう思って一本だけ買い物カゴの中に入れた。


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