ツンデレくんを呼んでみた。
「俺が浮気しないとか言い切るんや」

「そんなめんどくさいことしなさそう」

「する気もねえよ」

「でもさ、こっちがいくらその気がなくとも、あっちから来ることってあるじゃん。酔い潰れた女の子を介抱することだってあるかもよ」

「ぜってーしねえ」

「知ってるよ。中出は潰れた人達を見てるだけだもんね。たとえばの話よ。そんで、流れで家に入っちゃうこともなきにしもあらず」

「ねーって」

「あたしは心配なんだよ。その子がガッツガツの肉食女子で、無防備な中出が家連れ込まれてベッドに押し倒されてちゅーされて、中出の中出が止まらなくて結局最後までああああああってことになるんじゃないかってすごく心配で心配でたまらないんだよ」

「……お前は俺を何だと思ってんだ」

「そしたら、あたしが先にやっちゃえってなるよね」

「なんねーよ。このド変態」

「褒め言葉をありがとう」


『ちっとも褒めてねーよ』と言う中出に近づいた。


「……何」

「てわけで、今日はあたしがしてもいい?」

「……嫌だ」


中出が言うや否や、あたしは中出の肩を押して床に押し倒した。


細い目を丸くして、少なからず驚いている。


床に倒れた中出を見下ろすのもなかなか悪くない。


「……あんなんで酔ったんか」

「違うよ。したくなっただけ」


あたしは唇を重ねた。


中出の唇がわずかに震えているのがわかった。


何度も触れて、舌で唇をなぞって、わずかに開いた咥内に舌を滑り込ませる。


中出がわずかに呻いたのがわかった。


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