甘い心はあなた一色




悔しい気持ちをかみしめながら、織くんとは正反対の方向にダッシュ。



あぁ、せっかく大好きな織くんに会えたのに。



髪もぼさぼさ、遅刻ギリギリ。



たしかに会いたいと思ってたけどさ。



全然話せなかったし。




「最悪だぁぁ」




朝から1人、そんなことを叫ぶあたしは
楠 紗英子(くすのき さえこ)



非凡な人たちに囲まれた、何もかも普通な高校3年生です!





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