甘い心はあなた一色
どど、どうしよう……!
あたしこのまま、しちゃうの!?
もちろん織くんとならいいけど……っ!
「んっ、織くん……」
「紗英子さん……」
あまりにも切なそうにあたしの名前を呼ぶから、あたしが泣きそうになる。
織くんが優しくあたしに触れてくれる度に、名前を呼んでくれる度に。
「紗英子さん、好きだ……」
あたしの中から好きが溢れて、どうしようもなく織くんに好きな気持ちを伝えたくなるの。