甘い心はあなた一色




「どうせなら、もう少しもらおうかな」



ギシッとベッドが軋んで、織くんの重さがあたしにかかる。



「ちょっ!し、織く……んっ!?」



次にキスを落とされたのは、首もと。



こ、こんなとこ触られたことないのにっ!



恥ずかしくなって織くんを見上げると、



「――だめだ」



「え?」



「我慢できない……」



「えぇっ!?」



そんな声とともに、織くんの甘いキスが降ってきた。




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