シークレットガール
「、、、冗談だから」

『笑えねぇな』


そう言いながらも、声は先ほどとは違い優しい。


「山吹」


あたし、、、


今凄く悩んでるんだ。


何が正しいのかわからないで、、、


この世界はいろんなことがぐちゃぐちゃに混ざりすぎて、あたしには難しいんだ。


誰も、傷つかない方法があるなら教えて欲しい。


『なんだよ』


急に黙り込んだ、あたしに聞く。


「山吹は、幸せ?」


愛する人が傍に居ないのに、、、


自分のものになんて、一生ならないのに、、、


それでも、山吹は幸せ?


『幸せ何て聞かれても、わかるかよ。でも、不幸だと思ったことはねぇ』


その言葉を聞いて、あたしの気持ちが決まったような気がした。

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