シークレットガール
だって、柚は警察庁長官の子供なのだから、、、


それを公になることを、あの人は絶対にしない。


きっと、無実の人間に罪を擦り付けるだろう、、、


捕まえないと、薬は止まらない。


ただ、犠牲者が増えて行くだけだ。


でも捕まえられないなら、柚を止めるしか今のあたしには出来ない。


本当に八方塞がりだ、、、


__ガラッ__


静かになった、病室に誰かが入って来た。


あたしは入って来た人を見て、目を丸くする。


「リン」


そう、あたしの名前を呼ぶ。


彼らは彼女が誰なのかを知らないだろう。


それはきっと、山吹も、、、


でも、今あたしが1番会って話をしなければイケない人間なのかもしれない。

< 200 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop