幼なじみ=彼氏⁈
『おきろっつーの!』

一時間目が終わるとアタシは
律の頭を思いっきりノートで
殴った。

『いったぁ!!!!』

律は起き上がると頭を抑え
アタシを睨んだ。

『ノート。とってないんでしょ。』

アタシはノートを律に投げた。

『あ、、ありがと!』
律は驚きながら
笑っていった。

『ジュース買いに行ってくる。』

アタシは財布を取り出し、
席から立ち上がった。

『あ、まって私もいく!』

瑞穂も慌てて席を立つ。
2人で教室を出た。


自販機の前にくると
瑞穂がニヤニヤしながら言った。

『かなえってさ、なんだかんだ律に優しいよね〜。』

『は?そうかな?』

イチゴミルクを飲みながら
アタシは首を傾げる。

『さっきだってノートかしてあげてたじゃん。』

『んー…だってあいつノートとんないと留年するくらいの馬鹿だからさ。』
アタシはそう言った。

『ははっ。確かに、律馬鹿だもんね〜。』
< 8 / 15 >

この作品をシェア

pagetop