あたしと寮と狼先輩。
「凛ちゃーん、一緒にご飯食ーべーよ!」
部屋の外からあたしの名前を呼ぶ声が聞こえる。楓先輩だ。
最近楓先輩が夜ご飯に誘ってくれる。と言っても、外食とかじゃなくて寮にある食堂に行くだけなんだけどね。
もうそんな時間か…
保健室で寝てたときの授業のノートを書いてたら結構時間経っちゃったみたい。
ノートは響が貸してくれた。
あの響が寝ずにノート書いてるなんて、ちょっとびっくりだけど。
すごく助かりました。ありがとう。
『今行きますねー!』
ノートと筆箱を鞄に入れて、部屋を出た。
ドアを開けると楓先輩と藤間先輩が立っていた。
今日は藤間先輩も一緒みたいだ。
『お待たせしてすみません』
「大丈夫大丈夫!早く食堂行こ!俺もうお腹ペコペコだよ〜」
あたしと藤間先輩の少し先を歩く楓先輩は小学生のようで。
『…ふふ、はしゃぎすぎ』
つい笑ってしまった。