午前0時にキスして
「仕方ない、下等なお前に教えてやろう。天上にも戻れず、生まれ変わることもできず、現世にとどまるわけもなく、暗闇の中で彷徨う場所」
下等って……っもう。
「早く言えば地獄だ、お前の足を掴んだのは、この世に未練を残した人間の想い。仲間を増やしたくて疲れて力のない、お前を引きずりこもうとしたんだ。
いいか2度と関係ない人間の過去を覗くな覗けば、その人間の憎しみもお前に移ってしまう。少しは反省しろ」
死神さんは、溜め息を吐くと、髪をクシャリと掴み私を見つめた。