午前0時にキスして
不思議な力があるのに自分にとっては役に立たない力。この際インチキ占い師でもいいから私が見える人を見つけて、何とかしてもらう?
って言っても街を飛んでいて私に気づく人なんて誰一人いなかった。
やっぱり、恐山とかに行ってイタコさんにお願いしてもらう?
現実味の無い話...このまま天に帰って生まれ変わるのかそれとも無理に近い現実に目を向けるのか...
ぼっと、そんな事を考えながらベッド脇に座るとコツンコツンと足音が廊下から聞こえ私の病室の前で止まった。
看護師の見回りかな?
ベッド上にあるデジタル時計に視線を落とすと夜の9時。