午前0時にキスして
「あのね...」
ソファーに座りキッチンに立つ那智さんをチラっと見てからテレビに視線を逸らした。
あの出来事を頭の中から押し出そうとしているのに、なかなか出て行こうとしない、むしろ忘れようと思えば思うほど...脳裏に焼き付いて顔が熱くなる。
朝目覚めると、いつものように抱きしめられ寝ていた。
もちろん服は着ていたけど...いつベッドに移されて寝たのか覚えていない。
あれが夢だったとは、思えないほどカラダに余韻が残ってる。
こんな事を那智さんに言えば...欲求不満?なんて言われそうだ。
...ほんとにリアルすぎて鼻血が出そうだよ。