午前0時にキスして


しかも見えていないはずの私に向かってにニヤっとしながら

『那智さんが気になる...カレがいるのに...でも友達』

そんな事書いてないし!

絶対書いてない...あ...でも気になるとは書いた、かも?

『俺も、お前の事好きなのにな』

ってそんなニヤニヤしながら言われても信憑性ないから!

『ふぅ~ん、俺って、結構いい男に見えるのな』

大体、怪我して病室のベッドの上に居るのに、よりによって私の日記を読みながら笑うって、どういう神経してるのよ!

心臓に毛でも生えてるんじゃない!そうよ、昔から那智さんは、タチ悪いもの!


お風呂に浸かって気持ち良さそうに私の日記を読んでいる那智さんの前に座り睨んだ。

見えないのがシャクだわ!

「おおっ...これは幻のポエムか?」





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