クラス会



「ねぇ高木〜」


「あ?」


「あたし四月からずっと好きだったんだよ」


「俺の方が長いし」


「え?」


「去年の夏から」


「嘘っ!!」


「本当」


「…にしてはあたしに冷たくなかった?」


「それはっ…」


「今日だってさぁ…」


「今日はお前が悪いだろ?」


「…何で?」


「こっちだって酒入ってんのに、べったりくっつくから」


「………」


「理性保つのに必死だったわけ」


「…いつもは?」


「恥ずかしいから」


「…高木顔赤いよ?」


「うるせぇ!!」


「ねぇ高木」


「…何だよ?」







「大好き」








< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ぶきっちょ
茄衣/著

総文字数/95,644

恋愛(その他)213ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
あの頃。 中学生だったあたしたちは本当に不器用で、 傷つけあうコトしかできなかった。 ねぇ? 今のあたしたちは、 あの頃よりは成長してますか? ―由香里、悠斗ver完結―
a girl as a dool
茄衣/著

総文字数/15,801

恋愛(その他)30ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「好きだよ」 その一言で、あたしは幸せになれた。 特別なプレゼントなんか要らなかった。 言葉一つで十分だった。 ただあなたと一緒にいたかっただけなのに。
A baby's leaf
茄衣/著

総文字数/14,698

恋愛(その他)42ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ねぇ。 人間って誰が創るの? お父さん? お母さん? それとも神さま? ねぇ。 人間って何で皆違うのかな? ねぇ。 なんであたしには、何も与えてくれなかったの?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop