*ビビッドDAYS!*





「……は?」





直球なお願いに当然のごとく眉をひそめる彼に、わたしは慌てて説明を始める。



「あの、デッサンしてるんです。モチーフがまだで、その、あなたにお願いしたいんですけど」
 


緊張のせいかたどたどしい言葉しか出てこない。


彼は怪訝そうにわたしを見下ろしたままだ。

と、



「俺は認めない」
 


不意に傍らから信号機の声が降った。


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