❤︎極上 片想い❤︎

「あ、桜木。えっと、ちょっとぶつかっただけ。すんません。」

真央は、少し動揺しながら状況をあたしに説明して、

姫川センパイに頭を下げる。

「あ、ううん。大丈夫、こっちこそごめんなさい。」


頭を下げる真央に、姫川センパイが少し慌てながら声をかける。


どうしよう、真央にとってビックチャンスなのは

分かってるのに。


あたし、真央にとって邪魔な存在じゃん…


もう一度、ぺこっと頭を下げて、

真央がコンビニの中へ立ち去ろうとするから。

あたしも彼女達に軽く頭を下げて

真央について行こうとした時


「あのっ、真央君っ!」


え??


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