僕と甘口レアな ラブはいかが？

金髪碧眼の上司

私は橘華奈。

高校卒業後、外語専門校でセクレタリー科を選考した。

２年間みっちり英語に浸かった。

校内では日本語厳禁だった。

セクレタリーとして英語、仏語、韓国語をマスターし

情報処理から古文、茶道まで単位を取得しなければ卒業できなかった。

クラスメートはほとんど外資系へ就職した。

残念ながら私は運輸業の会社へ入社した。

毎日山積みされたドキュメンツをひたすら打ちまくって残業代が５ケタだ。

私が目指していたものは外国人付きの秘書だった。

しかし現実は航空運輸の手続きの事務処理のために

朝から晩までＰＣに向かっていた。

何のために専門校で勉強してきたのか

悔やんでいる時間もないくらいハードなＯＬ生活をおくっていた。