青春謳歌 After Story





「和輝さん!!」

「すまない、でも可愛かった。」

「っ!?」




さっきから和輝さんの言葉に私は顔を赤くさせっぱなしだ。



本当にズルイ・・・///



こんな会話、高校生のときには絶対に聞くことの出来なかった言葉だ。


私と和輝さんは同じ高校でバスケ部の先輩、バレー部の後輩という関係だった。


そんな私が隣のコートで動いている和輝さんを好きになって少しずつ話すようになった。



話せればそれだけでいいって思っていたのにひょんなことから私が和輝さんを好きだと和輝さんに知られてしまった。


その時はもう終わりだと思ったけど、どうせ振られるならと勇気を出して卒業式の日に告白しようとしたら和輝さんも私のことが好きだと言ってくれてあの時は本当に嬉しかった。



その日から私と和輝さんは彼氏彼女という関係で今まで過ごしてきたんだけど・・・・・・正直言って進展はない。


同じ大学に入学して前よりは会える頻度も多くなったけど、特に何も無い。



精々、手も繋ぐくらいかな?

あ・・・キ、キスもするかな///



たまにさっきみたいに和輝さんが意地悪を言うけど、私は今の関係にとても満足している。


このことを友華に言ったら馬鹿にされたけど・・・。




< 5 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop