君と歩く

圭吾side


…何あの男。

今日、俺が自習のときに鈴木の方を見たら鈴木は窓な外を見ていた。
視線はグラウンドに向けられていて、そこでサッカーをしていた男を見て柔らかく愛おしそうに微笑んでいた。

その時の男が今の男。
突然来て、鈴木の手を引っ張っていった。

『俺は、未紗の大切な人です。』

は?どういうことだよ。
どういう関係なんだよ。

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