シークレットプリンセス〜玉城敬太編〜








「エムうさぎ。
答えて?」







「そんなわけないじゃないですか!
私は
敬太さんを心配して探しに行ったんですよ?!
そしたら敬太さん
綺麗な女性みてヘラヘラして!
敬太さんが嬉しかったんじゃないですか?!
綺麗な女性に声かけられて…!」







思っていた事を全て言った後
はっと我に返る。
言ってしまった…。






「エムうさぎちゃんヤキモチ…?
可愛い!」







そう言って
敬太さんは私に抱きつく。







「ちょっと…!」







「でも
心配しないで。
嬉しくなんてないから。
ある人と出会って思ったんだ。」













沢山の人に好かれるより
本当の好きな人に好きでいていてくれる方がよっぽど嬉しいってこと。

















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