手話~僕等のカタチ~
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もうすぐでひまわりに着く。
笹村は約束通り、駅の改札でクマのパスケースを使ってくれた。
ちなみにひまわりに行くには、よく集合場所にする駅から電車に乗って、2駅先で降りる。
あと5分ぐらい歩けば到着だ。
【毎年誕生日はお母さんがケーキ作ってくれるんだー!】
【へぇー、すごいな。】
笹村とそんな会話をしていると、白い煙が見えてきた。
そして小さな一軒家が見えてくる。
この家…いつ見ても現実味がないんだよな。