手話~僕等のカタチ~



「…あっちいこ?」


そのままななちゃんたちは、どこかへ去っていった。



時間が…止まった気がした。


今何が起こっているのか、頭が回らず理解できない。



…でも一つだけ分かった。


私は…………嫌われた、と。



涙なんてものはもう出なかった。



尻餅をついたはずなのに痛みは全くない。


それ以上に、心の痛みの方が強かったから…



私はフラフラと立ち上がって、孤独の世界へ帰った。




神様は私から、『音』と『友だち』を奪った。


そして、私は心から笑わなくなった。



だっていつも、心で泣いているから……





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