手話~僕等のカタチ~
なんとか笑い終わった俺たちは、足を進めて廊下の角を曲がろうとした。
すると…
ドンッ!
「うおっ!?」
俺は向こうからきた相手と勢い良くぶつかってしまった。
そのまま尻餅をつく俺とぶつかった相手。
ぶつかったのと同時に、俺の持っていたプレゼントの山と、相手が持っていたプリントの束が宙を舞った。
「智ぃ~、ちゃんと前見ろよなぁ~!」
またケラケラと笑い出す慎司。
はぁ~、ホント慎司の言う通りだ…
俺の不注意でぶつかってしまった相手に申し訳なく思った。
相手は誰だろうと思い顔を上げると、そこにいたのは……____