電波的マイダーリン!
「はーい皆様!お騒がせして申し訳ありませんでした!これから、アフタヌーンティーのお時間です!
クリスマス特別ケーキのご注文を承ります♪」
ニッコリ笑顔で言った小町さんの声に、お客さんがそちらへ集中し始めた。
た…助かった…。
深呼吸をするあたしの頭を、カイトがポンと叩く。
「じゃ、仕事に戻ろ。美山、平気?」
「え、ええ、平気よ」
頷いた花梨と、仕事へと戻る。
その後も、忙しかったことに変わりはなかった。
「ではでは!お疲れ様でしたー!かんぱーい♪」
小町さんの掛け声に、あたしたちは「イエーイ!」とグラスを鳴らす。
けど、瑞希はなんと言いますか……お店の隅の方でうずくまっております。
哀愁が漂っております。
あの生き物をどう扱っていいか、残念ながらワタクシにはわかりかねますですハイ。
あたしは居たたまれない気分で、瑞希の背中を見つめる。
なんだか、花梨もアレな感じだし。
テーブルの隅っこで瑞希と同じく哀愁を漂わせながらノンアルコールシャンパンを飲んでいる。
あたしとカイトは並んで座っていて、目を合わせて“どうしようか”と頭を悩ませる。
すると小町さんが突然立ち上がり。
「暗い!!果てしなく暗い!!ってことで、人数を増やそうと思う!!」
そう宣言すると、お店の奥に消えて行った。