バー恋 ~文字が色を放つ時~
翔吾の笑顔を想像しながら、OFFのボタンを押す。

 そして翔吾の知らない自分に戻る。

 突然、言い様のない寂しさに包まれる。【また明日】と言う頼りない約束に本気で泣きそうになる。

 色褪せた日々にバーチャルでも恋愛できる事にワクワクしてる自分がいた。

 翔吾が何処の誰だかわからなくても。
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