バー恋 ~文字が色を放つ時~
 それなのに冷静さを取り戻す時間がないままチャイムは鳴った。

 鳴り続けるチャイムに戸惑いながら、鏡を覗いて涙を拭う。

 まだ暗い部屋の中、表情を読み取られない事を祈った。
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