熟女に魅せられて
「京子ちゃん、ずっと寂しかったんだと思う。 
離婚して女手一つで子供を育てて。
誰に頼る事も出来ずに毎日頑張って。
女としての喜びを忘れていたんだと思う。
ううん、忘れるしかなかったんだよ、
子供を育てるのに精一杯で、そんな暇もなかったのよ。

そんな時、今の彼が京子ちゃんに好意を持ち近付いた。 


そりゃ嬉しくなるよ、女を忘れてた自分を
女として見てくれる人が現れたんだから。
 
彼は京子ちゃんをとても大切にしたわ、
いや上手に虜にしたと言うべきかな?
京子ちゃんの話を聞いて支えになって、そして時に甘えて。
頼る、頼られるの駆け引きを上手に使って京子ちゃんを落として行った。

京子ちゃんは見る見るうちに彼にハマって行ったわ。


言葉は悪かったけど、彼が京子ちゃんの支えになったことは確かなの。
そしてその後なの、京子ちゃんが彼に妻子がいるって知ったのは。

でももう遅かった、一度火がついた恋はそう簡単には止まらない。
駄目だとわかってても、彼への想いは止められなかったの。」


京子さんが・・・


「だからって不倫なんて・・・」


「そうだよね? 普通はそう思うよね? 
だから中越くんにはわからないって言ったでしょ?」


「わからないって、不倫することがですか?」


「ちがう! いや違わないけど、
それだけじゃなく、色んな意味でね。
決して京子ちゃんのしていることを
肯定してるわけじゃないよ? ただ気持ちはわかるの、
同じ子供を持つ母として、同じ女として。
彼のやさしさが本当に嬉しかったの、支えだったのよ。」


同じ子を持つ母として? 女として? 
そんなのわけわからんわ!


< 43 / 291 >

この作品をシェア

pagetop