熟女に魅せられて
「お疲れ様でしたぁ。」


祐樹はそんな状態のままなんとか仕事をやり終えた。


疲れた・・・早く帰ろう・・・


とにかく早く帰りたい、この場から去りたい。


そんな気持ちで俺は足早に作業場を出ようとした。


すると、そんな俺に陽子さんが声を掛けて来た。


「中越くん、今日はありがとね。」


いつものやさしい笑顔で陽子さんは俺に礼を言う。


いつもならドキッとするのに今日は何とも思わない、いやむしろ怖くも思える。


「いえ、仕事ですから・・・」


とにかく早くこの場を去ろう。


「それと、さっきのことやけど・・・」


「わかってます、誰にも言いません。」


「うん、お願いね。」


「じゃあ、お先に失礼します。」


「お疲れ様。」


俺は逃げるように作業場を後にした。



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