まんまと罠に、ハマりまして
でも。

「!」
「!?」


そう。
やっぱり、すんなりはいかないものなんだろう。


「っ雪乃!?何してるんだ?」


課長の部屋の前。


「何って、待ってたのよ?」


そこには、ゆきのさんが居て。


「待ってた?なに言って…」


課長の表情(カオ)から、課長がほんとに驚いてるのが分かる。

もちろん、私も。

まさかゆきのさんが居るなんて、思ってなかったんだろう。


「やっぱりね。予想通り。連れてくるんじゃないかって思ってた」


ゆきのさんはそんな私達を見て、フッと微笑みを浮かべる。
何だろう。
余裕すら感じる微笑み。


「やっぱりって…」
「千暁の行動パターンなんてお見通しよ」
「なっ…!」
「こんにちは。ちゃんと千暁に伝言してくれたのね、ありがとう」


ううん。
余裕の微笑みなんかじゃない。


「渡来さん、だったかしら?」
「!」


私を憐れんでる。
そんな表情(カオ)。

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