×ルームメイトの内緒話×
もう、十分だったんだ。
特別な関係になったら心が許せるだろう、なんて温いもんじゃない。
もうとっくに……俺にとって梓ちゃんは"一番"になってたんだ。
そんな彼女を悲しませたくなくて……こんな行動に出たんだ。
彼女を幸せにできるのは、紺さんしかいないから。
紺、紺、と必死になって探す彼女の姿を見て、そう思った。
そして、その声一つ一つが俺の心を抉った。
だけど……今日何もアクションせず、梓ちゃんと隣にいる自分を思い描いてた俺より……よっぽどマシだろう。
どうせ梓ちゃんの心の中は……紺さんでいっぱいなんだ。
傷つくのは……俺一人でいい。