×ルームメイトの内緒話×

遠くに紺さんの姿を見つけた俺は、静かに梓ちゃんから離れた。


紺さんも、梓ちゃんにしか気づいてない。


ほらこれが……歴とした答えだ。



だけど俺は、優等生でも心の広い人間でもない。


ただ、流れに身を投じれるだけ。


この先、何が起きるか、容易に想像できたから……そして、そんな未来見たくないから……その場を離れたんだ。





俯いて、でもしっかりと歩む紺さんの姿が見えたのは、それからすぐのこと。


戻ってみると……梓ちゃんは一人で泣いていた。



「……梓ちゃん」



俺がやったことが、正しかったのか間違っていたのか。


模範解答がわからず……緊張しながら声をかけた。


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