紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「大丈夫だよ。言っただろう?俺が飛ばしてやるって!」

「先生が…?」

「俺に不可能は無いって言っただろう?俺が全力で春川を守ってやるよ」

守って…?

一筋の輝きが見えた気がした…。

先生を信じる…。

「せんせっ…ありがとう…」

先生に抱き付くと、先生は照れたように微笑んだ…──。

あぁ…貴方について行きます。

飛ばしてください。

私を。

この先、どんな滅亡が来たとしても、私を守ってくれますか?

光を見せてくれますか──?
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