first love~世界で一番素敵な初恋~


次の日いつも通り学校へ行くと、昨日の婚約者宣言のせいか教室へ行くまで変に注目されていた。


絶対にこんなやつがって笑われているに違いない。
だって私は、ここの学園の生徒みたいにお嬢様なんかじゃない。
一般家庭に生まれたごく普通の女子高生なんだから。
だから、私が西園寺の婚約者だなんて誰も認めない。


でもクラスメートだけは、教室に行っても普段通りに接してくれた。
ただ、驚いたとは言われるけど悪いようには言われなかった。


だけど放課後、西園寺が生徒会で居なくなるとまたあの時のように呼び出されてプールサイドで腕をロープで縛られていた。


しかも今回私を呼び出したのは、去年のコンテスト女子の優勝者である竜ヶ崎紫織さんだった。


「あの、私に何か用ですか?」


私はとりあえず、私をここに連れてきた理由を聞いてみた。


「あんた、私に何で呼び出されたのか分からないの?」


と、竜ヶ崎さんは周りの女の子達と笑っている。


「あんた、西園寺様に婚約者宣言されたからっていい気にならないでよ。」


「西園寺様があんたみたいな庶民を選ぶわけないの」


次々に女の子達が私を睨んでくる。


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