first love~世界で一番素敵な初恋~


次の日、私は早めに起きて準備をする。


メイクは濃くないナチュラルメイク。
髪の毛はコテで長い髪を巻いてみる。


自分でするのは初めてなので、ちゃんと出来ているか不安。
メイクは和真さんのメイクを自分なりに真似ただけだし、髪の毛を巻くのも初めてだった。


準備が終わると、西園寺が待っている車に乗り込む。


「西園寺、お待たせ。」


神谷さんにエスコートされ、リムジンに乗り込むと奥に座っている西園寺が私をじっと見て驚いたような顔をする。


「唯那…………か?」


やっと口を開いたと思ったら予想外の言葉。
え、ひょっとして私だって分からないのかな?


「そうだよ。…………あの、変かな?」


すると、西園寺の顔は真っ赤になる。
え、やっぱり変だったかな?
化粧したの初めてだし、髪を巻いたのも……


そう考えると恥ずかしくなる。


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