馬鹿者。コッチを見なさい!!
「………っ!はぁっ……はっ!…」
「ちょっと、学?!どこまで行くのよ!!」
やっぱり、この歳になっても心臓が暴れ出すのはあかり絡みだ。
かっこわりぃ。
「………はぁ!
ごめん。ちょっと休ませて。」
「いや、休むも何も学が勝手に走ってったんでしょ。」
近くにあった公園のベンチで腰掛けた。
「………重くなかった?」
「重かった。」
瞬間。頬に電撃が走る。
平手打ち。
「ちょっとは躊躇いなさいよ!」
ちょっと怒った様子で言ってきた。
「ウエディングドレス分に決まってんだろ!」
そうだよ。
俺はあかりをウエディングドレスのままお姫様だっこして、ここまで連れて来たんだ。
凄いと思うぞ。
「……しばらくしたら戻るわよ。待たせてるから。」