メガネの私は好きですか?
「えっ、……だって」
今更名前で呼ぶの恥ずかしい…
「呼んで、皐月って。」
懇願するような目で見つめられては、断れない。
有馬は、それを分かってやっているのだろう。
「……っ、皐月。」
「よく出来ました。」
私が名前を呼ぶと柔らかく笑った。
ねえ皐月、アナタは私を愛してくれる?
素顔でも、メガネでも。
────ああ、その強気な性格も素顔もメガネの絵美だって、全部丸ごと愛してやるよ。
end♪
