たとえ僕が消えても。



恐る恐る扉を開けると、そこにはイル王子が立っていました。


「こんなに汚れてどうしたのですか!」


フローラは驚いてしまいました。

イル王子は疲れていたような顔をしていたので、フローラは部屋に入れて、ソファに座らせました。


暖かい紅茶を淹れて、一生懸命自分に尽くそうとしてくれるフローラのことが、イル王子はとても愛しく感じました。





イル王子は優しい目をしていいました。


「こんな汚れた私でも、愛してくれますか?」

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