トライアングル
「オレがスキなのは、鈴だけ」


「直…私もごめん。帰りにたまたま

淳に会って…。

直のこと、愚痴った…。

チャリの、後ろにも乗った。」


「なっ!

今日は許すしかねーじゃん!!」



直はニコッと笑って、優しくキスをした。



「隣の席だし、少しは関わりあるかも

だけど、オレは鈴だけだから…」


「うん…でも直って、呼んでた…」


「いきなり、勝手に呼び出した。

何度やめろって、言ってもやめねぇーし」


「ふーん。でも、私の直だもん」


「当たり前」



再びキスをしたら、お互い止まらなく

なって…。


ケンカの後は、お互いがちょっと

激しくなって、いっぱい求め合って

一つになった…。



「ケンカの後って、燃えるな」


「直…すき…」


「オレも…」



抱き締め合って、愛し合った…。



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