普通な恋がしたかった!!!
「きゃあああ咲夜ー♡♡♡」


「ぅわあああ日向ー!!!」



拍手や悲鳴、歓声が起こる中、あたしと明梨は、脱出を試みた。



あたしは明梨と手を繋ぐと、中心から体を背けた、



その時。




殴りながら、空木と結城日向が振り返った。




「俺様の事、バキッ 見とけよ、凜!」ドカッ



「ドンッ あーんど明梨も♪」バキッ



あんのバカー!!!(泣)

この、プライドのかたまりにチャラ男め!!


なんであたし達を助けてくれないの!?


半べそをかきながら、あたし達は振り返った。



案の定、女生徒達の視線は、昨日のブラッドよりも鋭く光っていた。


や、ばい……。


あたし達は、死さえも覚悟した。


「見とけよって、やっぱりあの子…」


「咲夜と日向の女なの??」


殺されるっ……。




「きゃあああっっ」



目をギュッと瞑ったとたん、校門あたりから、新たな悲鳴が聞こえてきた。


今度は何!?


殴っていた空木と結城日向も振り返る。



「オイ、日向……あれ」


「ヤバいね~☆」


ため息をついた二人は、すでに息があがっていた。


もうボコボコにされた他校生が、立ち上がってニヤニヤしだす。


「やっと来たか……。待ってたぜ」


校門から、他校生達がわらわらと入ってきていた。


まさか、他校の応援!?


しかも、武器とか持ってるし、数も数え切れない。

 
これって、ヤバいんじゃ…??


自分達が危ないのを忘れて、あたしと明梨は、応援の他校生に釘付けになった。
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