普通な恋がしたかった!!!
昼休みの職員室では、あたたかい日差しを吹っ飛ばす程の、京極先生の怒鳴り声が響いていた。


さっきから、机が壊れそうな勢いです…。




…てか、素直に謝ってよ!!(特に空木、日向、零)


京極先生相手に何してんの!?



「お前らの説教のせいで、お花に水やり出来なかったじゃねェかァ!

どーすんだお前ら!?」


し、知らないってば……。(泣)


乙女かいな…。(泣)(泣)



「校内で二回も暴力を振るうとは、停学モノだぞ!!


…と言いたい所だが、今回は、あっちの高校からケンカを仕掛けてきた…と言うことで、六人とも見逃してやる!」



「うしっ」


空木が小さくガッツポーズした。


よ、良かったぁー…。



って、



「き、京極先生!」


あたしは、座っていたパイプ椅子から腰を浮かせた。


「なんだ関口」

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