普通な恋がしたかった!!!
薄暗い中、あたしのカバンを片手で掴んでいたのは。



「空、木?」


だよね??これ。


暗いせいで見えにくいけど、多分、声的に空木。


この俺様、なにしてんの?



「…何一人で帰ろうとしてんだよ」


あたしのカバンを掴んだまま、空木は不機嫌に言った。



「だって、京極先生の車、嫌だから…」


キョトンとして答えるあたしに、


「はぁ?ヤクザもどきの車??」


空木は首をかしげた。
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