高校生じゃだめですか
過去
「もうちょっと……」




莉莉は窓から右手を伸ばし、

やっと、隣の家の窓から身を乗り出している、悠太の手を掴んだ。




「莉莉、右手は絶対離さないから、左手も俺掴んで」


「怖い…っ」


「大丈夫だから!」




そう強く言われ、おそるおそる左手を窓の離す。

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