手にしたあとは?〜積み重なってゆくもの〜
第二章/薄れる私の『特別』
春が来た。
大樹さんと出会って1年…
さよならしてから4ヶ月間…
春休みは彩が一緒に居てくれた。
私が元気ぢゃないと、大樹さんが気にしちゃうかも。
そんな思いで、必死に立ち直ったんだ。
本当はずっと気になってたの。どうして大樹さんはクリスマスイブを私と過ごそうとしてくれたのかな?
大樹さんがくれたプレゼント…ダイヤのネックレス。どうしてこんな素敵なものくれたの?
今更聞いたってどうしようもないけどね。