君とさよならの時間 ~大好きの涙~





「嘘……」





 動かしていた足を止め、なにも入っていないカバンの持ち手をギュゥ…と握り締めた。







 どうしよう。



 どうしよう。



 どうしよう。







 どうして、葉上のことを好きになっちゃったんだろう。


 どうして、普通じゃない私が、恋愛なんてしてるんだろう。






 もうすぐこの世からいなくなるのに。



 神様……これは、残酷なほど切なすぎる恋です。いじめですか?






 好きになっても、こんな私になんて葉上は好きにならない。


 それに、万が一億が一、両思いになれたとしても

 私は彼を残して、遠い遠い空の上へといってしまうんだ―――






< 104 / 253 >

この作品をシェア

pagetop