君とさよならの時間 ~大好きの涙~




 ――仕事帰り。








 ポタッ…










 突然、上からひと粒の雫が頬に落ちてきた。





「……雨か?」




 空を見上げると、雨が降る気配はない。逆に晴れ晴れしている。









 その雫は、どこか温かく愛しさを感じる。



 まるで「大好きです」と伝えるかのよう。










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