君とさよならの時間 ~大好きの涙~






 抱きしめていた私の腕の力は、また弱くなっていた。






 ちゃんと強く抱きしめてるはずなのに。






 それでも弱いんだ。






 タイムリミットが近づいてる。






 怖い。けど、今は。今だけは。




 その怖さを克服できそうな気がするんだ。







 きっとそれは、彼が近くにいるからかな…?







< 77 / 253 >

この作品をシェア

pagetop