【完】人形達の宴~通りゃんせ~
ドクン…、
ドクン、ドクン---
私の心臓が、やけに大きな音をたてて高鳴った。
「あぁ、お嬢さん」
ドックン---
呼ばれた瞬間、今までにくらい心臓が跳ね上がる。
「は、はい?」
「そんなに驚かんでも」
ハハハハ…。
後ろを振り返って笑ったおじいさんはその後、私の顔をジッと見た。
そしてその視線は徐々に下へと降りて行き---
「そのポケットに入っている石は、持って行かない方がいいねぇ」