【完】人形達の宴~通りゃんせ~


目の前に佇む実体のない透明な瑞希が、目を細めた。




『来てくれたのね』


「…うん、迎えに来たよ」




私の言葉にフッと笑顔を零した瑞希は透明だからか…、


凄く儚くて綺麗な笑顔なのに…、




胸にこみ上げてくるものを感じた---





『帰る?』


「そうだよ瑞希。一緒に帰ろう?お母さん凄く心配してたよ」



『………』



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