【完】人形達の宴~通りゃんせ~
「諒ちゃん、痛いよ?」
あまりにも強く抱きしめられた為、痛くて諒ちゃんに訴えた。
しかし、諒ちゃんからの返事はない。
そして今だに私を抱きしめる力は強くて…、って諒ちゃんッ?!
「…………イッ…、テェ…」
「大丈夫?諒ちゃんッ!」
「…あ………まり、大丈夫じゃねぇ…かも………」
痛みに耐えるような諒ちゃんの声に、冷や汗が流れた。
諒ちゃん?
何があったの?
あれ?
私の腕に何か違和感があり、首を傾げた。
多恵ちゃんを抱きこんでいる方とは逆の手を諒ちゃんの腕に軽く触れた瞬間、ビックリして諒ちゃんを見ると…。